Moon Soldiers 第2章
第8話 真実のかけら
「ねぇ、どっちが勝つと思う?」
誰にともなく、リサが聞く。
「やっぱ隊長だろ? なんてったってザフトのナンバー1だからな〜」
「いや、案外、キラなんじゃねーの? あの強さだぜ?」
カインとケントが口々に言う。
「シホはどう思う?」
「私は隊長だと思う。力はキラの方が勝っているかもしれないが、見ろ」
シホはモニター席のディスプレイを指差す。
そこには、シミュレーション中の機体の状況が表示されていた。
「あっ……」
全員が気付いた。
デュエルのバッテリーゲージは半分しか減っていないのに、ストライクはもう底を尽きかけているのだ。
「隊長がそれに気付いてないはずがない。バッテリーを消耗させる戦法に出るだろう」
だが、ストライクは僅かなバッテリーを残したまま、フェイズシフトをダウンさせた。
「何故だ? まだ、バッテリーは残っているのに?」
イザークはビームライフルで、ストライクを墜としにかかる。
だが、ストライクは僅かに機体を捻らせて、それをかわす。
ビームライフルのエネルギーが尽きるまで、キラはイザークの攻撃をかわし続けた。
「フェイズシフトなしで……よくぞ、ここまで……」
自分が同じ紅を纏うパイロットであることを疑いたくなるほど、壮絶な戦いだった。
イザークは、ライフルを投げ捨てると、今度はビームサーベルを抜き、速攻でストライクへと迫る。
ビームサーベルでイザークが切りかかるその瞬間、ストライクは鮮やかな色を再び纏い、デュエルの両手両足を切り落とした。
「……終了だ」
イザークがシミュレーションマシンから出てくる。
だが、キラはいっこうに出てくる気配がない。
イザークがマシンを開くと、キラは虚空を見つめ泣いていた。
「……キラ?」
「あぁ……ぁ……ぁ……、あぁ……いやぁ―――――ッ」
キラの瞳から焦点が失われたのがわかる。
「キラッ! 俺だッ、わかるかッ?」
イザークはキラの身体を強く抱きしめる。
だが、キラはそのままイザークの腕の中で気を失った。
ディアッカとニコルが心配そうに、二人の様子を見守っている。
「姫、どんな様子だ?」
「大丈夫だ。心配いらない。ちょっと、気を失っているだけだ」
「医務室に連れて行きます?」
「いや、俺の部屋で充分だ。それよりも、ミーティングルームにみんなを移動させてくれ。いつまでも、ここでこうしてるわけにもいかないだろう」
「わかりました」
キラの様子が気になりながらも、ディアッカとニコルはイザークの指示に従い、みんなを連れて部屋を出て行った。
執務室にある仮眠用の簡易ベッドにキラの身体を横たわらせると、汗で張り付いた前髪を手で優しげに梳き上げた。
やりすぎた、とは思っていない。
これからキラが対峙していかなくてはならない相手を考えると、より多くの味方は必要になるのだ。
今回ジュール隊を再編するにあたり、クライン派を多く登用した。あのカナーバ女史から送られて来た名簿も存分に使用させてもらい、マーチン・ダコスタにも助言を求めた。
イザークは覚えていなかったがm新しく編入された者の中には、ダコスタと繋ぎを取った時に、あのレストランに居た者もいるらしい。
さすがに全員が全員、クライン派という訳にはいかなかったが、いろんな角度から調査をし、少なくとも絶対的な議長派の人間は潜り込ませていないはずだ。
紅のパイロット達も、クライン派ではない。だが、キラの一番身近に居ることになる以上、誰よりも厳しく調査を行った。それは先の戦争より、自分の下にいるシホに関しても同様だった。
プラントを守りたいと願う人物。ただナチュラルというだけで蔑むことのない人物。上の言いなりにではなく、信念を持って行動できる人物。納得行かなければ、上官に対してでも異を唱えることのできる人物。そして、自分の過ちを認められることのできる人物。
自分が犯してきた過ちを知るからこそ、そういう人物を探し、選んだ。
そうでなければ、キラの全てを知って、なおキラを受け入れることなどできないだろうから。
今回、シホとリサが、キラの抜擢に対し、異を唱えたことは満足している。そして、その解決法として、こういう手段を選んだことにも。
「キラ……」まだ、意識のないキラの唇にそっとキスを落とすと、イザークは自分のすべきことをするために立ち上がった。
イザークがミーティングルームに現れた時、キラの姿はなかった。
「イザーク、キラは?」
「まだだ。ニコル、悪いが付いていてくれ」
キラを一人にしておくわけにはいかない。
自分が傍にいたいのは山々だが、この事態を収拾する義務が自分にはある。
そして、それは誰にも任せられないことだった。
「了解」
ニコルが部屋から出ると、シホが待ち兼ねたように話し出す。
「隊長、キラは……」
「あぁ。先程のでわかっただろうが、キラは連合の……ストライクのパイロットだった」
「つまり、裏切り者ってことですか?」
そう言ったカインをイザークは一瞥するが、咎めはしなかった。
そう思うのも無理はない。
自分だとて、最初はそう思ったのだから。
「キラ・ヤマトは第一世代のコーディネーターだ」
その言葉から、イザークはキラが歩んだ道を話し始めた。
ニコルがキラの傍に来てから数分後、キラは意識を取り戻した。
「キラ、大丈夫ですか?」
「ニコル……? 僕、なんで……、あっ……」
なぜ、こんな場所で寝ていたのか……。それを考えて、何があったかを思い出した。
「……ごめん、迷惑かけて」
「迷惑じゃないですよ?」
「バレちゃったんだよね……? 連合にいたこと……。僕……どう…なるんだろ……。やっぱり、ザフトには……いられない……よね?」
元連合軍のパイロットが信用される訳がない。
自分だけならまだしも、イザークの信用にも関わる。
イザークの足を引っ張ってまで、ザフトにいる訳にはいかなかった。
(ラクスとの約束は、プラントに居ればなんとかなる……と思う……)
悲しそうに目を伏せるキラの肩を、ニコルがガシリと掴んだ。
「何言ってるんですか! 今回のことは、イザークが仕組んだことですよ? キラの立場がなくなるようなこと、するはずないでしょう? 僕、言いましたよね、イザークを信じてって……」
「うん……。でも、僕は裏切り者のコーディネーターだから……」
目を閉じて、悲痛な顔をしているキラを見ながら、ニコルは考えていた。
キラがこれでは、イザークが彼らに話をしても、彼らと蟠りなく接触できるわけがない。せっかくの小隊長の任も、うまくはいかないだろう。
確かに誰もがキラを認めてくれるとは、ニコルですら思わない。
だが、肝心のキラが後ろ向きでは、イザークの努力は全くの無駄になってしまう。
だから、ニコルは労りや慰めではなく、キラを叱責することを選んだ。
「そう思うなら、いますぐザフトを辞めて、イザークとの婚約も解消して、オーブに帰ってください」
キラはハッとして顔を上げると、ニコルを見た。
いつも温和な微笑みを浮かべていた彼が、いまは見たこともない厳しい顔をしていた。
「僕が貴女の言葉に耳を傾けたのは、ラクス嬢がいたからでも、イザークの婚約者だからでもありません。貴女が本当にプラントの……コーディネーターの未来を考えていると感じたからです。でなきゃ、国家反逆罪を問われかねない事態に協力などできません。僕の両親も、ディアッカやディアッカのご両親も同じです。イザークだって、いくら愛する人のためでも、動いたりはしませんよ」
キラがコーディネーターだけの未来を考えている訳ではないこともわかっている。ナチュラルを含めた、世界の未来と平和を考えているのだ。だが、彼女が願う未来は、ニコルも共感できるものだったのだ。
「……………」
「イザークは貴女を守るために、できる限りの事をしています。それこそ、寝る間も惜しんで。それなのに、貴女がそんな後ろ向きでは、イザークの努力はどうなるんですか?」
「……………」
「イザークを信じてください。イザークの想いに報いてあげてください。キラもイザークを愛したのなら……」
キラは何も言えなかった。
自分は一体何をしたというのだろう。
まだ、何もしていない。
議長の真意に近付く事も、そのために動く事も。
ただ、イザークに甘えて。それなのに、イザークのことを信じてなかった……。
「キラ。誰もが貴女の過去を受け入れてくれるとは、僕も言いません。でも、貴女の一撃を受けた僕も、あれほど貴女を討ちたがっていたイザークも貴女を受け入れたんです。他にもそういう人はいるはずです。そして、イザークは貴女を受け入れてくれる人を、ずっと探してきてたんです」
今回の事を持ち掛けられた時に、イザークがニコルとディアッカに示した資料は膨大な量だった。
自分の周りの人間からキラが嫌な思いをすることがないように、地道に調べていたのだという。
キラはよろよろと立ち上がった。
顔色はまだ青白い。
だが、その瞳は力強さを取り戻していた。
「僕……、行かなきゃ……!」
ニコルの表情も、いつもの温和な顔に戻っていた。
「行きましょう、一緒に」
キラは頷き歩き出した。イザークの深い想いに応えるために――。
「以上が先の戦争におけるキラの全てだ。それでも裏切り者と呼ぶか?」
全てではないが、停戦までの経緯を全て話してイザークは4人の顔を見た。
誰も何も言えずに、ただイザークを見ていた。
キラを裏切り者と思う気持ちはもうない。だが、何を言えばいいのかわからなかった。
気持ちがうまく切り替えられないのだ。
「キラが裏切り者ってゆーなら、俺もそうってことだよなぁ〜」
ディアッカが独り言のように呟くと、4人はハッとしてディアッカを見る。
そうだった。彼が隊長やニコルと並ぶアカデミーの記録を持ちながら、いま緑の軍服を纏っているのは、ザフトを離反した過去があるからなのだ。
ディアッカの言葉は、4人の心の最後の砦を見事に取り去ってくれた。
「……隊長」
真っ先に口を開いたのは、やはりシホだった。
「キラの過去はわかりました。そのことをどうこう言うつもりも、いまはもうありません。ですが、まだわからない事があります。キラと皆さんの関係はなんなんですか? 副長はまぁ、いまの話でわかりますが……」
「キラとの関係ねぇ〜? 俺とニコルは単なる友人だよな〜」
「友人と言われましても、ニコルはいつキラと会ったんですか?」
ニコル・アマルフィは地球で戦死したと聞いていた。しかも、いまの話ではキラに撃たれたことになる。
その二人が、いったいいつ、どこで交友を持つことが出来たのか。
「オーブでだ。キラに撃たれたニコルを助けたのが、キラの両親だったらしい。オーブ政府にも内密で保護したため、返すに返せなかったらしい」
「では、ジュール隊長は?」
「キラと会ったのは停戦直後のアークエンジェルだ。関係は……婚約者、だな」
「「「「婚約者……ですか!?」」」」
4人のパイロット達は声を揃えて驚いた。
いつからなんだとか、馴れ初めだとか、そんな下世話な話をこの銀髪の隊長に聞けるわけもなく、4人はあとでこっそり噂好きな副長に聞くことを決意した。
「……ジュール隊長」
シホが一歩進み出る。
「なんだ?」
「キラはルソーに乗艦したほうが良いと思われるのですが、なぜヴォルテールに配置されたのです?」
婚約者ならば、一緒の方がいいのではないかと、シホは思うのだ。
それに答えを返したのは、イザークではなく、ディアッカだった。
「あぁ、それな〜。俺もそう言ったんだけど、コイツが……」
イザークの睨みつける視線を感じるが、ディアッカはそれを無視した。
「ジュール隊長が、隊長自ら風紀を乱すわけにはいかない、って言い張るんだよ」
視線の意味を取り違えたふりをして、『隊長』と言い直し、肝心なことは喋ってしまう。
「正式に婚約されているのでしたら、問題はないでしょう?」
他のパイロット達もうんうんと頷いている。
「それに、キラの事情を考えますと、隊長が近くにおられた方がいいと思います」
アカデミーを卒業したばかりの小隊長。
実戦経験は豊富で実力がずば抜けて高いのも認めるが、ザフトやプラントのことには精通していない。
ディアッカでも、その辺は問題ないだろうが、気にかかることはもうひとつあるのだ。
先程のように、キラに何かしらあった場合、ディアッカよりイザークが傍にいたほうが、対処もしやすいと思うのだ。
「我々だとて、できるかぎりのフォローはさせてもらいます。ですが、ジュール隊長の方が外部にも影響力はあります」
キラと出会ったばかりのシホ達までがそう言うならば、とイザークも少し考える。
確かに、今回のようなことがあれば、その対処をディアッカには任せられないし、任せたくもない。
「だが、キラだけをルソーに乗せるわけにもいかん」
他との連携なども全て考慮して最良の配置を行ったのだ。小隊だけを入れ替えるというのも難しい。
すでに物資の積載は始まっているから、いまさら入れ替えるわけにもいかない。
「なら、いっそ旗艦をヴォルテールにしちまえば?」
「は?」
「イザークがヴォルテールに、俺がルソーに乗る。それが一番面倒がないだろ?」
確かに。同クラスの戦艦であるから、どちらが旗艦であっても問題はない。
ディアッカの提案を、イザークも了承した。
キラの部屋はヴォルテールの隊長室の隣に設けられ、扉一枚で繋げられていた。
それが、ディアッカと紅のパイロット達の仕業であることを、二人が知るのは、出航した後のことだった。
「……失礼します」
ミーティングルームのドアが開くと、そこにはキラが……そしてその後ろにはニコルが立っていた。
イザークは走り寄ってキラを労りたいのを堪えて、キラの様子を確認した。
顔色はあまりよくないが、瞳には力がある。
「大丈夫か?」
「はい、ご迷惑おかけしました」
気を失ってしまったことに対し、その言葉が発せられる。
ほんの一瞬、イザークはキラに対し、とても柔らかな笑みを見せた。
その一瞬の笑みを見てしまったシホは、パチクリと目を瞬かせた。
そして、自分の中で何かが弾けるのを感じていた。
シホはキラへと歩み寄り、キラの手を取って言った。
「話は隊長から伺った。キラ、これからもよろしく」
リサも歩み寄り、同じように手を差し出して来た。その後ろには、カインとケントも立っている。
キラは目をパチパチと瞬かせた。
何がどうなって、こんな歓迎を受けてるのか?
助けを求めるようにしてイザークを見れば、穏やかな笑みが返る。
キラはその笑顔に背中を押されるようにして、口を開いた。
「僕、ザフトにいて……いい…の? だって……」
シホ達にしてみれば、何をいまさらである。
話を聞いてなお、言っているのだから。
カインが笑って、後にいるイザークへ問いかけた。
「隊長、ザフトの軍規に『連合に籍を置いた事のある者は入隊不可もしくは除隊』なんて条項はありましたっけ?」
「ない」
当然である。ザフトはコーディネーター、連合はナチュラル。これが基本的な図式である。
ザフトにナチュラルが入ることはもちろん、連合にコーディネーターがいることも、そのコーディネーターが後にザフトに入ることも、想定されていないのだ。
だが、連合に籍を置いた事があるのは、キラが最初ではない。
ザフトから連合へ送り込まれた特殊工作員、いわゆるスパイである。
ナチュラルがコーディネーターを騙るのは難しいが、逆は出来る。
ありえない想定で明文化してしまうと、そのように任務として籍を置いた者が対象となってしまうことになるのだ。
「だってさ。キラは軍規違反していないんだから、ザフトを辞めなきゃならない理由なんてないさ」
「隊長が言うんだから、間違いないって」
「なんてったって『歩く軍規』だし」
「貴様ら〜ッ、軍規ぐらい頭に叩き込んでおけッ! 基本中の基本だぞ!」
紅のパイロット達のいいかげんな台詞に、ついイザークはキレた。
みんながいっせいに肩を竦める。どうやら、軍規が苦手科目だったことは、みんな同じらしい。
「まぁまぁ、コイツらにも乗艦準備させねーとだろ?」
これ以上放っておくと、回り回って自分に小言が降ってきかねないディアッカは、早々に話を遮った。
イザークには、ディアッカの意図など丸わかりだったが、出航を遅らせるわけにもいかないので、話に乗ってやることにした。
「キラを残して解散。各々準備にかかれ」
全員が敬礼を返し、部屋を出ていく。
ディアッカだけは「姫に不埒なことすんなよ?」という余計な一言を残し、すぐさまイザークの拳をくらっていたが。
「貴様と一緒にするな!」
イザークはそう憤慨する。
たとえ二人きりでも、ここは軍本部の一室なのだから。
「ごめんなさい……」
みんながいなくなってすぐに、キラは頭を下げた。
「なぜキラが謝る?」
「だって……僕、イザークを信じきれてなかった……。ニコルにも言われちゃったよ」
ニコルから聞いた話を、キラはもう一度思い起こす。
キラが思っていた以上に、イザークはいろんな事を考え、行動していた。
それなのに、一人不安になって、イザークの心を見失ってしまった。
イザークは顔を顰めながらも、キラの頭を撫でた。
「キラは必ず俺が守る。そう言ったはずだ」
キラはコクンと頷いた。
「もう…迷わないから……」
許して欲しい。
そう願うキラの額を、イザークはピチンッと弾いた。
「許さなかったら、どうするつもりだ?」
「え……?」
やはり許しては貰えないのだろうか。愛を誓いながらも、信じきれなかった自分は……。
「どうしよう……」
オロオロするキラの頭に、今度は拳を落とす。
「馬鹿者。最初から許すも許さないもない。俺も何も言わなかったからな。謝らなきゃならんのは、俺の方だ。許可なくお前の過去を話したからな」
「そんなの!」
キラは勢いよく首を横に振った。
「イザークは必要な時に、必要な事を言うってわかってるから」
誰にでもむやみに話したりはしないから、イザークが決めてくれていいのだ。
「僕の過去も……、全部イザークのものだから……」
そうキラが言ったとたん、イザークは珍しくもガタンと音をたてて立ち上がった。
「帰るぞ」
キラの腕を掴んで、ズンズン歩く。
「イザーク!?」
イザークは何も言わずに駐車場へと向かい、そのままエアカーにキラを押し込むと、本部ビルを飛び出した。
「イザーク? ねぇ、どうしたの?」
エアカーをオートにすると、そのままキラをシートごと押し倒し、唇を貧りだす。
「あっ……、ん……イザークッ!」
何も言われないまま、こんな事をされて、キラはイザークの背中を叩いて抗議する。
「お前があんな事を言うのが悪い」
「(え? 僕、なに言ったっけ?)…………………………あ」
自分の恥ずかしい台詞を思い出し、キラはカーッと全身を真っ赤に染めた。
「わかったらおとなしくしていろ」
イザークは、キラの身体を抱きしめ、また唇を貪る。
二人が家に辿り着く頃には、キラは一人でエアカーを降りることなど出来なくなっていた。
今度は随分と長め……。イザークには、シホちゃん達がちゃんとキラを受け入れてくれるだろうことは、わかってたのです。 でなきゃ、ストライクでシミュレーションなんて無謀はできません。 そういえば、キラのザフト服についてお尋ねをいただきましたので、ここで解説。 キラの紅服はルナマリア服じゃありません。シホちゃんと同じパンツスタイルです。 実は、ジュール隊長は、ミニスカな紅服がお嫌いなのです。 いや、キラがそれを着るのがではなく、軍服として。 ジュール隊長曰く、「ミニスカートなんか履いていたら、イザと言う時に(下着が見えるのを気にして)動けないだろう!」 というのが建て前。 実は……エロスマン副長が女性パイロット達に不埒な視線を送るのを防ぐため(笑)。 キラが来てからは、エロスマン副長(だけじゃないかも)がキラに不埒な視線を送るのを防ぐためです(爆)。 キラちゃんのキレイなおみあしは、ジュール隊長だけが見ることができるのでした。 さて、第2章も次の閑話的な話で終了します。そうすれば、ようやくDESTINIY編へ……。先は長いぞ……。 第7話 INDEX 第9話