愛を頂戴
presented by puchan
愛を頂戴、どんな俺にでも。
変わらない不滅の想いを与えて?
同じだけ求めていると実感させて?
どんなオマエも愛してあげる、赦すから。
だから、俺の全てを赦して。
どんな俺も、変わらず愛して?
愛を頂戴、お綺麗なモノなどイラナイから。
ダークでギリギリの、スリルのある愛を
俺の中に、体の奥に頂戴。
穴という穴に、オマエを頂戴。
オマエの熱は媚薬を通り越し、麻薬だから。
俺はソレ無くして生きることなどできやしない。
オマエも、そうならばいいな。
清純な貌をしていた昼とは変わって、
夜は淫らな愛しき、売春婦のオマエ。
こんな俺には相応しいのかもしれない。
毒は甘いと言うのだけれども、
オマエの体も心も蜜のような甘さ。
知ってしまえば、忘れる事など出来やしない。
愛をくれと繰り返す、オマエ。
俺の全てをくれてやっているのに、満たされないオマエ。
いいさ、使い古された言葉を繰り返す。
「愛していると」、耳元で。
どんなオマエも知っている、愛しているよ。
だから、どんな俺も受け入れて?
犯罪者の俺も、醜い心も、何もかも。
俺の全てをオマエに注がせて?
その、熱い楔に。
言葉に、心に、瞳に。
まぐわいを繰り返すだけの行為に、
二人は自我を忘れ、
果てて、溶け合えばいいと願う。
時が、二人を現実へと引き戻すまで。
二人は互いに繰り返す、
「全部、あげるから。全部を頂戴」
「愛を頂戴」と。
逢瀬を重ねて、繰り返す。
満たされぬままの月のように。
終わり。
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